それは単なる練習不足が原因ではない可能性があります。この記事では、そんなときに確認するべきポイントをいくつかピックアップしました。
ウクレレの支え方を安定させる
ウクレレの支え方が弾く度に変わってしまっているかもしれません。ウクレレの持ち方・支え方は以下を参照してください。
左手親指の位置を安定させる
左手親指の位置が、弾く度に変わってしまっているかもしれません。親指以外の左手の指は、TAB譜やコード譜を見れば指板のどこを押さえるべきか分かりますが、親指の位置の情報は載っていないため、自分で弾きやすい位置を探さないといけません。
曲のパートごとの親指の位置が弾くたびに変わってしまうと、親指以外の指も安定させることができません。
左手親指はウクレレが落ちないように支える重要な役割を持っています。そのため、他の指と比べ、思い通りに指の位置を変えることは難しいです。
左手親指の使い方のポイントを以下に書いていますので、参考にしてください。
コードの押さえ方・移行を安定させる
次に押さえるコードへ移ることが難しい押さえ方をしているかもしれません。その場合、やはり押さえミスが多くなりますし、指も疲れてしまうため、安定した演奏ができません。
指一本一本のレベルで意識し、それぞれの指がどう移るのか手順を確認してみてください。
指の変え方をどのように工夫しても無理がある場合は、そもそもの押さえ方を見直してみてください。
以下にコードチェンジの例を書いていますので参考にしてください。
コードチェンジ例
(ウクレレソロ限定) TAB譜には書かれてない位置を押さえる
ウクレレソロ限定ですが、TAB譜に書かれていない弦も先を見越して押さえておくと、安定した指運びができるようになることがあります。例えば以下を見てください。以下のようなTAB譜の場合、自分だったらこのように押さえるという例を書いてみました。 3つの音を順番に鳴らしている間、人差し指と中指は常にFのコードで押さえて弾きます。グレーになっている指は、指板を押さえているものの、鳴らす音に関わっていない指を意味しています。
これは、最後に102を弾くことを見越して、最初から人差し指と中指を押さえているので、指運びを最小限にできています。
それに加えて、最初の0や2番目の3を弾いている間にも、ウクレレをしっかり支える役割を持っています。
数字のない場所は押さえていけないというルールはありません。鳴らさない弦を押さえることで、ウクレレをしっかり支えることができますので、この視点も取り入れて、自分の押さえ方を見直してみるのもオススメです。
ストラップを使う
上記に書いたことができていないと、ウクレレが支えられずネックがズレてしまいます。それが不安定な演奏につながります。であれば、ウクレレストラップを使うことでウクレレを安定して支えることも方法の一つです。
ただし、ストラップに依存してしまい、ウクレレストラップなしには弾けなくなってしまう可能性もあります。その辺りの考察も以下にまとめていますので興味ある方はお読みください。
まとめ
見直すポイントを4つ書いてみました。TAB譜やコード譜には書かれないポイントを意識し、安定させることが大事です。
練習を重ねることで、これらポイントは徐々に安定するようになります。ただし、これらポイントはウクレレの練習のときには無意識になりがちです。
youtubeに上手な方の演奏動画が上がっていますので、上記のポイントを意識しながら動画を見てみてください。
上手な人ほど、ストラップがなくても左手が大きく動くタイミングでネックがほとんどブレません。