コード進行の知識や楽譜がなくてもウクレレでそれっぼく弾き語りする方法

曲を弾き語りしたいとき、普通はコード譜を探して弾き語りますよね。

手元にコード譜がない!けど、ウクレレで弾き語りをしたいシーンありませんか。

例えば、誕生日(ハッピバースデートゥーユー♪)やクリスマス、季節のイベントでは特にそういう場面がありますよね。


この記事では、弾き語りしたことのない曲に、コード進行の知識がなくてもそれっぽいコードを付ける方法を紹介します。

(前提)曲のドレミが分かること

この記事で紹介する方法は、自分が歌っている曲のメロディーのドレミが分かることが前提です。

(方法)音階に対応したコードを歌に挟んであげる

さっそく方法を紹介します。音階に対応したコードを歌に挟んであげるのです。

以下の順に実施します。
  1. 事前準備:音階に対応したコードを覚える。
  2. 実践:歌のメロディーの音階を参考に対応したコードを付ける。
これだけです。

事前準備:音階に対応した基本コードを覚える!

音階に対応したコードを覚えましょう!以下を覚えてください。Key=Cで書いてます。


C、F、Gの3つしかありません!
音階 対応コード

C


G

C

ファ

F

G

 

F

G

ド(+1)

C

歌のメロディーの音階をもとにコードを付ける

童謡「ふるさと」にコードを付けると以下のようになります。
このコードは、上の事前準備で紹介したコードを付けて作られています。付け方は以下の通りです。
  1. 歌のメロディーを音階でとらえる
  2. コードチェンジするタイミングの音階の対応表のコードを弾く
これだけです。例の「ふるさと」は以下のようにして、コード演奏しています。
ふるさとの歌詞+メロディー →コード
単純ですね!

例外ルール:出だしはCで固定する

歌のメロディーの音階に対応したコードを弾く、と書きましたが、例外があります。

それは、歌い出しは必ずCを弾く、ということです。
下の例を見てください。歌い出しはソなので、本来はGを弾くのがルールですが、Cをあてています。

歌い出しがCの場合とGの場合を実際に歌い比べてみてください。

Cの方が自然に聞こえるはずです。
歌い出しをCにしている

区切り方に注意

今までの歌の例で、歌詞の間に縦線を入れて区切っています。これは拍子のかたまりごとに区切りを入れています。手拍子しながら歌ってみると分かりやすいと思います。

誕生日の歌を例を下に書いています。この歌、実際に歌ってみると分かるのですが、歌い出しの「ハッピ」がはみ出してるんですよね。拍子のかたまりの最後であることが分かります。
「ハッピ」がはみ出て、「バー」からCをあてている
音楽用語で言うと、これは弱起と呼ばれます。このような手法が取り入れられた歌にコードをつけようとすると、どこからコードを付けるべきか、どこで次のコードを切り替えるかタイミングが難しいケースがあります。

上の例の誕生日の歌では、歌いだしの「ハッピ」からCを付けて歌っても全く違和感はありません。ただし、JPOPの一部の曲では、この弱起を意識してコードを付けないとうまく歌えないことがあります。

また、上の誕生日の歌の例は、インターネットで検索するとよくヒットするコード進行です。

今回紹介したルールの通りに、以下のようにコードを付けても違和感なく歌えます。
歌い出しは必ずCとする、弱起であることを意識して区切る

この方法で物足りない方・違和感を感じる方

C,F,Gを使ってコード進行の作り方を紹介しました。

ご自身のお気に入りの曲にこの方法を適用してみると、なんだか違和感を感じませんか?

それはおそらく、あなたのお気に入り曲の編曲者が、曲に特徴的なニュアンスや雰囲気を出すために、C,F,Gの派生コードを利用しており、それがあなたの頭に刷り込まれているからではないかと思います。

基本的な派生コードの一つを紹介します。Cの派生コードに、Cと同じ役割で暗い印象を出すAmコードがあります。
Amコード
例として、米津玄師のLemonの歌い出しワンフレーズを引用します。

“夢ならばどれほどよかったでしょう” の部分を聞いてください。
この曲の歌い出しは、どちらかというと暗い印象を持ちませんか?

まず今回のコードを付けるルールを当てはめると、以下のようになります。

※歌詞引用元:作詞者 米津玄師 / タイトル Lemon
ルール通りだと歌い出しはCコード
ここで、CをAmに置き換えてみます。
歌いだしをCの派生のAmに変更
どうでしょうか。Amを利用したほうが曲の雰囲気はより原曲に近づいていませんか?

これを「原曲通りだ!」と感じるか、「いやまだまだ違和感がある」と感じるかは人それぞれになります。

Am、G、F、Cの4つのコードを使いました。もしかしたら原曲では実際は聞いたことのないような長い名前のマニアックなコードが利用されている可能性もあります。※それは私の耳では分かりません・・・

私のようなウクレレを触る以前に楽器経験のない音楽素人レベルの場合でも、C,F,Gだけだと違和感を感じることが多いです。ただし、Amのような有名な派生コードで置き換えるくらいで、ほとんど気にならなくなり気持ちよく弾き語りできます。

なので、今回の記事で物足りない人は、C,F,Gの有名な派生コードを覚えることが、次のステップとなります。

そのような派生コードをダイアトニックコードの代理コードと呼びます。

次回以降、この記事と関連してダイアトニックコードを紹介します。
以下の記事で、C, F, Gだけで歌やメロディーにコードを付ける方法とルールを紹介しました。ただし、それだけだとなんだか違和感が・・・。というところまで書いて、上の記事は終わりました。そこでこの記事では、その違和感を無くすために追加で3つのコードを紹介します。3つの追加コードを覚えるだけで暗さ・不安定さを表現できるC, F, Gそれぞれに紐づく不安定さや暗さを表現するコードを3つ紹介します。音階基本コード派生コード(暗い・不安定)ドCAmレGEm7ミCAmファFDmソGEm7  ラFDmシGEm7ド(+1)CAm以下の対応になっています。...

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