ウクレレソロは親指で弾こう

ウクレレソロの右手は、全ての弦を親指で弾くスタイルが基本です。

ウクレレソロには、人差し指や薬指も使って弦を弾くフィンガーピッキングという奏法もあれば、ジャカジャカと弾き語りのときのようにストロークの中にメロディーを混ぜるジャカソロという奏法もあります。

どちらもかっこいいですが、これらに比べて親指で弾く奏法は以下の点で優れてると思います。
  • 一つ一つの音色に強弱を付けやすく、自分の表現したい音を出しやすい
  • 曲の正しいリズムが取りやすい
  • ウクレレをホールドしやすい

ウクレレがホールドしやすい

ストラップがなくてもウクレレを安定して支えることができます。以下の画像を見てください。
親指以外をウクレレのホールドに使える
支え方が安定すれば演奏も安定します!

安定した音色を出せる

音楽の3要素はご存知でしょうか。

それは、リズム、音程、ハーモニーです。 これらが安定していると、人はその曲を聞いていて心地よいと感じるようです。

親指での演奏は、これら3つを安定させやすいです。

リズムについて、それぞれの弦を別の指で弾く場合と親指一本で弾く場合は、親指一本のほうが正しいリズムで音を鳴らすことが簡単です。

音程については、親指で弾こうがその他の指で弾こうが変わらないですね。ただし、音の大きさは制御しやすいです。

ハーモニーは、ウクレレで言えばコードの演奏。ポロロンと鳴らします。
これは親指に限らず人差し指でコードを鳴らしても同じですが、親指では弾きたい弦だけ選んでキレイな和音を出すことが比較的簡単です。


例えば、一番高音の弦は鳴らさず、他の3本の弦だけで和音を鳴らしたいようなケースが、ウクレレソロ演奏ではよくありますが、それが容易です。

まずは親指一本で素敵なウクレレソロ演奏を目指す

ソロ演奏を始めたばかりの頃、書かれた TAB譜の通り、リズムもたどたどしく、ただ音をなぞるだけでした。

ただし、正しいリズムで自分の狙い通りの強弱を付けて演奏ができるようになってくると、より一層「ウクレレソロ楽しい!」と感じられる瞬間がありました。
自分を音楽で表現できているような感覚です。



3要素が安定していると、聞いている方だけでなく弾いている方はもっと気持ちいいんですよね。
その楽しさに早く気付くことができるのは、 上でお話した通り、安定した演奏が可能な親指一本での演奏ではないかと思います。

是非、練習曲を弾くことに慣れてきたら、音の強弱やリズムを大切に心をこめて本気で弾いてみてください。ウクレレで初めて音楽を始める人には、その楽しさに早く触れて欲しいなぁと願っています。

最後に、親指一本での演奏動画を一つ紹介します。この方は、親指のみを使った演奏を多くアップロードしていますが、1音1音を大切にされているのが伝わってきますよね。聞いていて心地よいです。

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