ウクレレの持ち方・支え方の基本!からだのパーツごとにポイントを紹介

この記事ではウクレレの持ち方・支え方を右腕、右手、左手ごとにフォーカスして紹介します

こんな方にオススメ
  • ウクレレの持ち方・支え方を知りたい
  • 演奏中にウクレレがずれてしまうので、ウクレレの持ち方を見直したい
 

右腕

まず、右手でウクレレの首根っこ(ネックとボディの境目)を以下画像のように掴みます。
その後、以下の画像のように抱え込みます。
抱え込んだときの自身からの目線は以下の画像です。ウクレレは体に対しておよそ45度の角度で見えます。この際には、右脇腹と右肘の内側でウクレレを挟んでください
左手でウクレレのネックを支えれば、右肘と脇腹を挟んだ支えで落ちずにホールドされます。これが右腕の使い方です。

右手

続いて右手の支え方を2種類紹介します。

親指でソロ演奏をする場合

親指でソロ演奏をする場合、以下の画像のように親指以外の右手の指でボディを支えられます。
角度を変えて見た場合は以下の画像です。この右手の使い方はウクレレのホールドが非常に安定するのがメリットですが、親指だけが演奏に利用できるため演奏スタイルの制限が大きいです。

右手指2本以上で演奏する場合

弾き語りでコードをストロークしたり、ソロ演奏で親指以外の指を利用して演奏する場合(アルペジオやジャカソロ)、右手はウクレレを支えるのに利用できません。


右腕の使い方で紹介した以下画像のように、右肘と脇腹に挟んでホールドする必要があります。

左手

続いて左手の支え方を2種類紹介します。

演奏中は、紹介する2つの左手の支え方を臨機応変に使い分ける必要があります。使い分けの考え方も合わせて紹介します。

左手人差し指付け根を利用する場合

左手人差し指付け根の側面(親指側)を利用します。
下の画像のように、左手人差し指付け根でウクレレのネックを支えます。標準的なポジションとして、ウクレレのヘッドとネックの間(0フレット)で支えます。
ウクレレ初心者の方はまずこの支え方を覚えるのがオススメです。

この左手の支え方のメリットは、簡単なコードであれば、素早くコードチェンジすることが容易な点です。 一方で、4本すべての弦を押さえるような難しいコードが登場すると、そもそもこの支え方ではコードを押さえること自体が困難な場合もあります。

そのため、ウクレレをはじめたばかりの時期は、この支え方を覚え、難しいコードに遭遇することが増えてきたら以下で紹介する挟む支え方を習得しましょう

親指とその他指で挟む場合

親指とその他の指で挟んで支えます。

以下の画像の場合、親指と中指の腹以外はウクレレのネックに触れていません
この支え方のメリットは、全ての指の可動域が広がるため、複雑なコードの押さえ方にも対応できる点です。

一方でデメリットは、当たり前ですが、親指以外の指が一本でもネックから離れた場合は、ウクレレが落ちてしまいます。

ウクレレが落ちないように、コードチェンジの練習が必要!
例としてCコードからGコードのコードチェンジの遷移を挙げます。

挟む場合の支え方のコードチェンジ例

まずCコードを以下の画像のように薬指で押さえています。
いきなりGコードに押さえにかかり、薬指を離すとウクレレが落下しますので、Cコードの薬指は押さえたまま、Gコードの一部である人差し指を押さえます。
ようやくCコードの薬指を離すことができます。
Gコードの残りの中指と薬指を押さえて、Gコードの完成です。
画像で見ていくとかなりのステップを踏んでいるように見えますが、実際の演奏では一瞬です

この支え方の例外
Am7というコード(何も押さえずに開放弦を鳴らすコード)を弾く際は、この支え方は使えません。

当たり前ですが何も押さえないため、挟めないからです。このコードの時だけは、左手人差し指の付け根で支える方法に切り替える必要があります。

2つの支え方の使い分け

2つの支え方を紹介しました。

最初のうちは左手人差し指の付け根で支える方法を利用し、複雑な左手の使い方が必要になったら挟んで支える方法に移行していきましょう

補足:支えの補助となる別の力

以下の画像は、左手中指で弦を押さえているだけで、親指はウクレレに触れていません

右肘と右脇腹でウクレレをボディに挟むと、体を中心にウクレレのネックが時計回りに回ろうとします。 その回転を左手の指で止める力が、ウクレレを落下させずに以下の画像のようにホールドしています。
指で挟んで支える場合、ウクレレを落とさないよう挟む指に力が入れば、疲れてしまいますし、力んでいたらスムーズな指運びができません。 どこか一点でウクレレを持とうとせず、体全体でウクレレを抱えて挟むようにして、ホールドすることが大事です。

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