- 思いついたメロディーや知っているメロディーをその場で弾ける
- 伴奏を即興で付けて弾き語れる
音楽理論をかじってみたり、見様見真似で試しても、一向にそれに近づける気がしない。
「アドリブ」や「即興」というワードが出てくると、急に小難しい話増えたり、ディープな音楽理論の話が出てきたり、取っつきにくい。。
しかし最近、楽器経験ゼロでウクレレを初めて2年ちょっとの自分でもアドリブ演奏らしいことをするためのコツが分かってきました。
ぱっと思いついた曲を弾いてみました。 いかがでしょうか。それっぽく弾けてますか。TAB譜もなければ、弾いたことのない曲の一発撮りなので、たどたどしいですが、即興でメロディーにコードを付けて弾いてみました。
世の中で、アドリブ演奏というと、ジャズだったり他楽器のセッションだったり、音楽理論に裏打ちされた高尚な世界もあるようですが、自分にとっては頭の中にある曲を自己満足の範囲で多少アレンジして表現できれば十分なわけです。
上記に載せているような即興演奏をさらに磨こうと頑張っています。
即興演奏に必要だと思うこと
即興演奏に必要だと感じているのは、以下2つです。- ウクレレのドレミを覚える
- 音感を鍛える
ウクレレのドレミを覚える
みなさん、ドレミファソラシド弾けますか。ここで言う「弾ける」というのは、音符でもカタカナのドレミでも何でもいいので、音階の情報を見たら頭で余計な解釈をすることなく、ウクレレでその音を出せることを言います。パソコンの文字入力も同じです。今私はこの文章をキーボードで書いています。頭に浮かべた文字を一文字ずつキーを確認しながら打っているわけではありません。指を動かすため、若干の遅れはありますが、思い浮かべた文章に合わせて指が勝手に動いているような感覚で文字を入力できます。
スマホを例にしても構いません。ウクレレ演奏でも文字入力のように、脳と指がリンクしているような感覚に近づける、これがドレミを覚えるということであり、即興演奏を磨くのに必要な力だと考えています!染み込ませるという表現のほうがしっくり来るかもしれません。
音感って?
音感って何でしょう。上の文章でキーボードの文字入力を例に挙げて、ドレミについて触れました。では、ウクレレ演奏に当てはめたとき、キーボード入力の例はどのように置き換えられるでしょうか。以下に例を3つ書きます。
キーボードの例 | ウクレレ演奏に置き換えた場合 |
誰かが喋っていて、あなたがそれを文字に起こすためにキーボードを叩いている。 | 聞こえてきたメロディーを、ウクレレで再現する。 |
手書きの手紙を読んでいて、その文章をデータにするためにキーボードを叩いている。 | 音符を見て、ウクレレで演奏する。 |
メールを打っていて、頭に浮かんだ文章を書くためにキーボードを叩いている。 | 頭に浮かんだメロディーを、ウクレレで演奏する。 |
キーボードで文字入力する場合、日本語という言葉を認識できるのが当たり前すぎてピンと来にくいですが、聞いたり、頭に浮かべたり、記号として表現された音を認識する力こそが音感だと思っています。
音感の習得というのは、言語の習得と似ているもしれません。
音楽理論よりも必要なこと
音楽理論の理解とは、日本語でいえば、ら行変格活用とか、「が」と「は」の使い分けの説明とか、そんなものを理解するのにあたると思っています。日本語を話すうえでそれら知識は必要でしょうか。手助けになるかもしれませんが、なかったとしても日本語を聞いて理解したり、話すことはできます。 上記にあるように、
①音感を鍛えて音を認識して、②認識した通りに楽器で音を出せる。
これだけではないでしょうか。言葉にすると単純ですが、どちらもしっかり習得するには相当な練習が必要になると思います。
今、Youtubeをはじめ、いろいろな音楽動画が溢れてます。たまに、2つ以上の種類の楽器を高いレベルで演奏する方を見ます。
こういう人たちは、音感をしっかり持っているのではないかと推理しています。
日本語を読み書きできる人が、キーボードだけではなくスマホで日本語入力ができるのと同じように。もちろん、楽器の場合は文字入力ほど単純なものではないですが。
まとめ
アドリブ、即興に必要なものとして、音感とドレミを覚えることについて書きました。英語のレッスン動画を見ても、英語が喋れるようにはならないですし、キーボードの使い方を何度読み返しても文字入力は早くなりません。
音感の鍛錬もドレミの習得も同じで実践あるのみ!そう割り切り、長い目での練習が必要なのではないかなと思っています。
音楽教室に通って習得するのも手ですが、ここでは自分なりの練習方法や一人でできる便利ツールを紹介できればと思っています。